こんなお悩みに答えます。
結論:独学での合格は可能です。おすすめテキストも教えます
表題の通りです。日商簿記2級を独学で合格することは可能です。
この記事を書いている私は、約4ヶ月間の完全独学で日商簿記2級を取得しました。
受験形式は、テストセンターでのネット試験(CBT形式)です。

ネット試験での簿記受験は初めてでしたが、テキストの購入者特典をフル活用することで、落ち着いて受験することができました。(詳しくは、後ほどご紹介します!)
あなたも正しい方法で学習を進められれば、独学合格の可能性が十分にあります。
合格に必要な6つのステップ
では、どのように学習を進めていけば良いのか具体的に解説していきます。
ステップ1:試験概要を把握しよう
まずは試験概要をしっかり把握・理解するところから始めましょう。
- 試験科目:商業簿記・工業簿記(原価計算を含む)5題以内
- 試験時間:90分
- 合格基準:70%以上
- 2021年度から、従来実施されてきた年3回の統一試験に加えて、ネット試験会場(テストセンター)での受験が可能。
日商簿記2級の最新情報は日本商工会議所のホームページで公開されています。
試験日程の発表もこちらで行われるので一度はチェックしておきましょう!
日商簿記2級では、日商簿記3級の試験範囲も出題されます。 3級の学習をしたことがない場合は、最初に3級の学習から始めることをおすすめします。
※ 日商簿記3級の勉強方法については、ブログ記事「【簿記3級】テキスト1冊と過去問のみで独学合格!超具体的な方法を教えます」をお読みください。
ステップ2:工業簿記の基本を理解しよう
おすすめテキストはこれです。公認会計士のよせだあつこ先生の著書です。
犬のパブロフくんのイラストが可愛くて、飽きることなく勉強を進められます。購入者特典で、ネット試験(CBT形式)がウェブサイトから体験できるんですよ!
まずは、漫画イラストを中心に、テキスト全体にざっと目を通しましょう。まだ問題は解かなくて大丈夫ですよ。工業簿記ではどんな内容を勉強するのか、簡単に理解するためです。全体像がつかめたら、最初のページに戻りましょう。今度は各論点をしっかり理解しながら、練習問題を解いていきましょう。
ステップ3:工業簿記の応用的な問題を解こう
基本の理解ができたら、次は応用問題を解きましょう。この問題集では、本試験レベル(+やや難)の問題を解くことができます。
解答用紙は付属されているものに加え、パソコンでダウンロードすることもできるので、何度も繰り返し解くのにぴったりです。
分からない問題があれば、該当箇所をテキストに戻って確認するようにしましょう。一題一題を完璧にして、自信をつけましょう!
ステップ4:商業簿記の基本を理解しよう
おすすめテキストはこれです。
工業簿記と同じ要領で、「全体像を把握する→各論点を理解する→練習問題を解く」の流れで学習を進めましょう。
ステップ5:工業簿記の応用的な問題を解こう
基本の理解ができたら、次は応用問題を解きましょう。
商業簿記はすべての論点をひととおり解けるように学習した上で、理解が難しい箇所は深入りしないのがコツです!
工業簿記と商業簿記はどちらの学習を先に始めても大丈夫です。ただ、工業簿記の方が分量が少ないです。 そのため、本サイトでは効率を重視し、「工業簿記→商業簿記」の流れでの学習を推奨しています。
ステップ6:時間を計って本番形式の問題を解こう
いよいよ最後の仕上げです。本番形式の問題を解きましょう。
ステップ2~5でご紹介してきたすべてのテキスト・問題集が、紙試験・ネット試験の両方に対応しています。
①紙試験を受験する方
問題集に付属している総まとめ問題を解きましょう。時間を計って、緊張感を持って取り組んでください。解き終えたら「見直し」「採点」「復習」も忘れずに。
②ネット試験(CBT方式)を受験する方
テキスト・問題集の購入者特典として、ウェブサイトにてネット試験(CBT方式)の体験が無料でできます。

私が受験する際には、このネット試験の体験がめちゃくちゃ役立ちました!時間、問題数、タイマー機能などが本試験と全く同じつくりで、まさに本番さながら。しかも、採点の時には解説と解答が表示されるので、復習までしっかりできる優れモノです。(本試験では合否のみの表示です)
自信を持っておすすめできるテキスト・問題集です。
最後に
いかがだったでしょうか。さっそく勉強を始めたくなりましたか?
簿記2級を習得していると、大学の推薦入試や就職・転職に有利だと言われています。私自身は簿記2級を習得したことで、財務諸表が読めるようになって就活に活かせたり、副業に役立ったりと良いことづくめでした。
皆さんもご自身の目標に向けて、早めに勉強を進めましょう◎